女性のみなさん トイレが近くて困っていませんか?

40歳以上の女性8人に1人に腹圧性尿失禁の症状があります。
尿のトラブルで悩んでいませんか?

自分の生活の中で、どんな場面で起こったか、改めてチェックしてみましょう。
膀胱炎や尿もれなどのトラブルは泌尿器科へ

尿もれの場合は、「尿失禁外来」を設けているかどうかが、クリニックを選ぶひとつの目安になります。診察の流れや内容は病院によってかなり違いがあるので、心配なら一度電話で相談してから行きましょう。
●検査のながれ
■問診
まず、尿の回数、尿もれがあるか、排尿はスムーズか、残尿感、痛みなど、排尿に関する質問のほか、便秘、性交渉、ふだんのんでいる薬、喫煙、飲酒などの生活習慣も質問されます。
尿失禁がある場合、以下のことも細かく聞かれます。
※どんなときにもれるのか(せき、くしゃみ、飛び跳ねたとき、尿意を感じたけれど間に合わなかったなど)
※排尿のパターン(トイレにいく回数や間隔など)
※排尿時の症状(排尿しづらい、痛みがある、残尿感があるなど)
■触診・視診
あおむけに寝ておなかを触診します。腎臓の様子や便秘かどうかを確かめたあと、下腹部を目で診て、恥骨の上などが出ていないかを確認します。また、場合によっては、尿道の出口や膣、外陰部を診て、病気がないかどうかを確かめるときがあります。
■超音波検査(エコー)
診察台に横たわり、おなかに超音波の検査用のゼリーを塗ります。その上を、文庫本の半分くらいのプローブと呼ばれる端子でさするようにすると、肝臓、腎臓、膀胱などの様子がモニターに映し出されます。痛みもなく5〜10分ですみます。
■尿検査
尿をとって、蛋白や糖、血液反応の有無などを調べたり、顕微鏡で病原菌、がん細胞の有無などを調べます。
■血液検査
腎臓の働きのほか、白血球の数などを調べ、体のどこかに炎症があるかどうかを調べます。
■レントゲン検査
点滴か静脈注射でレントゲン用の造影剤を体のなかに入れ、腎臓から尿管を通って膀胱にためられる様子を、数分ごとに撮影します。腎臓の動きや、膀胱の下垂の程度、残尿の様子がわかります。
■尿流量検査
頻尿や切迫性とは逆に、膀胱が縮みにくいために起こる溢流性尿失禁がある場合、1回の尿量と尿の流れ方を見ます。トイレの形をした専用の機械に普通に排尿し、尿の量や勢いを測定。排尿が困難かどうかの程度がわかります。
■膀胱ファイバー検査
尿検査で血尿があった人は「膀胱ファイバー」という細い管を尿道から入れて、膀胱の中を直接診ます。血尿の原因や膀胱にポリープやがんがないかを確かめます。
●治療は薬やエクササイズ指導で
■膀胱炎
抗生物質を数日間のみつづけ、膀胱の中を殺菌します。そのほか、水分を多くとるなどの指導を受けます。
■切迫性尿失禁
副交感神経の興奮で膀胱が収縮してしまう切迫性の場合、抗コリン剤という薬剤がよく使われます。副交感神経を静め、膀胱の筋肉を緩める効果があり、頻尿を伴っている場合はそれも改善します。最近、干渉低周波治療が有効なこともわかってきました。
■腹圧性尿失禁
腹圧性の場合は、骨盤底筋筋肉が弱っていることが原因のため、薬よりも骨盤底筋を鍛えるエクササイズの指導や、干渉低周波治療は、穏やかな電気刺激を骨盤底筋に与えるもの。
1回約15分間、週2回のペースで3週間続けることで、エクササイズと同じ効果を短時間でらくに得られます。
●こんなときは手術を
腹圧性尿失禁で症状が重度だったり、膀胱脱、子宮脱(膀胱や子宮が下方の膣に落ち込んでしまっている)の症状がある人は、手術を受けることもあります。
